フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

フランス家庭の家事分担・日本の昭和の家事分担

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家事を自然にできる夫は無形の財産。フランス語圏の同僚を見ていて、つくづくそう感じます。私達の学校では、皆で教室の掃除をします。コーヒーや紅茶を淹れる、洗いものをする、ゴミを出すなど、家庭にある仕事が職場にもあります。彼らはそうしたことを率先して自然に行います。子供の頃から繰り返しやって自然に板についたのでしょう。家庭を築いてからも、家事参加とかイクメンというより、当たり前のこととして、ごく自然にかかわるのでしょう。

私は典型的な昭和家庭で育ちました。「男は仕事、女は家庭」と役割分担がはっきりしていました。夫も似たような環境で育ちました。夫は結婚当初、ゴミを出すこと(まとめるのは私)と、食事の後お皿を下げることが、立派な家事参加だと思っていたようです。労働時間も長いので、私も最初はそれで仕方ないと思いました。しかしフランス語圏の同僚に囲まれて日々過ごしていると、フランス家庭への羨ましさが募ります。今はいい意味でだいぶ「フランスかぶれ」してきましたが、昭和的家庭をフランスかぶれ家庭に変えるには、ずいぶん時間とエネルギーを要しました。

考えてみれば1世代前から違うのです。彼らは仕事を持つ母親に育てられ、家事・育児をこなす父親の背中を見てきているのでしょう。女の子も、大人になって母になって、専業主婦レベルの料理・家事を目指して頑張る必要はありません。そして何より長時間労働がないことは大きな差です。

しかし「女性が肩の力を抜いて楽になる」という点では、すぐにマネできることがありそうです。元同僚の話によると、彼女のお母さんは料理が苦手。苦手というより「酷い」レベルだそう。でもそれは彼女にとって笑いのネタでしかなく、不満には思っていません。料理はお父さんか私がするからいい。お母さんの愛情をいっぱい受けて育っています。

またある人のお母さんは、仕事もできて料理上手。仕事に家庭にフル回転のお母さんは、バカンスシーズンに子供をしばらくサマースクールに預け、しっかり息抜きと充電をはかっていたそうです。きっと子供を迎える頃にはすっかり気持ちにゆとりができ、居心地の良い家庭を維持することにもつながっていたでしょう。

日々の料理だってもっとシンプルでいいし、全部手作りでなくてもいいはずです。肩の力を抜いて気軽に人を呼ぶのもあり。呼ばれた方も気兼ねなく参加できます。そうそう、クリスマスに家族で集まるときも、ご馳走を用意するのはお母さん一人でなく、みんなでキッチンに集まって分担して、おしゃべりしながら準備するそうです。これを読んでいるあなたも私と一緒に、早速今年の大晦日と新年のご馳走は、フランスふうに楽に準備して、ゆとりのある年末年始を過ごしてみませんか?

 

(Yoko T)

フランス家庭の家事分担・日本の昭和の家事分担

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家事を自然にできる夫は無形の財産。フランス語圏の同僚を見ていて、つくづくそう感じます。私達の学校では、皆で教室の掃除をします。コーヒーや紅茶を淹れる、洗いものをする、ゴミを出すなど、家庭にある仕事が職場にもあります。彼らはそうしたことを率先して自然に行います。子供の頃から繰り返しやって自然に板についたのでしょう。家庭を築いてからも、家事参加とかイクメンというより、当たり前のこととして、ごく自然にかかわるのでしょう。

私は典型的な昭和家庭で育ちました。「男は仕事、女は家庭」と役割分担がはっきりしていました。夫も似たような環境で育ちました。夫は結婚当初、ゴミを出すこと(まとめるのは私)と、食事の後お皿を下げることが、立派な家事参加だと思っていたようです。労働時間も長いので、私も最初はそれで仕方ないと思いました。しかしフランス語圏の同僚に囲まれて日々過ごしていると、フランス家庭への羨ましさが募ります。今はいい意味でだいぶ「フランスかぶれ」してきましたが、昭和的家庭をフランスかぶれ家庭に変えるには、ずいぶん時間とエネルギーを要しました。

考えてみれば1世代前から違うのです。彼らは仕事を持つ母親に育てられ、家事・育児をこなす父親の背中を見てきているのでしょう。女の子も、大人になって母になって、専業主婦レベルの料理・家事を目指して頑張る必要はありません。そして何より長時間労働がないことは大きな差です。

しかし「女性が肩の力を抜いて楽になる」という点では、すぐにマネできることがありそうです。元同僚の話によると、彼女のお母さんは料理が苦手。苦手というより「酷い」レベルだそう。でもそれは彼女にとって笑いのネタでしかなく、不満には思っていません。料理はお父さんか私がするからいい。お母さんの愛情をいっぱい受けて育っています。

またある人のお母さんは、仕事もできて料理上手。仕事に家庭にフル回転のお母さんは、バカンスシーズンに子供をしばらくサマースクールに預け、しっかり息抜きと充電をはかっていたそうです。きっと子供を迎える頃にはすっかり気持ちにゆとりができ、居心地の良い家庭を維持することにもつながっていたでしょう。

日々の料理だってもっとシンプルでいいし、全部手作りでなくてもいいはずです。肩の力を抜いて気軽に人を呼ぶのもあり。呼ばれた方も気兼ねなく参加できます。そうそう、クリスマスに家族で集まるときも、ご馳走を用意するのはお母さん一人でなく、みんなでキッチンに集まって分担して、おしゃべりしながら準備するそうです。これを読んでいるあなたも私と一緒に、早速今年の大晦日と新年のご馳走は、フランスふうに楽に準備して、ゆとりのある年末年始を過ごしてみませんか?

 

(Yoko T)