フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

フランスのバレンタイン

f:id:ecolesympa:20180308195134j:plain

日本では、バレンタインデーになると、女性が旦那さんや家族や友だちにチョコレートをプレゼントしますよね。しかも、同僚にまで!至るところでチョコレートの宣伝を見かけるし、スーパーではお菓子の棚がチョコレートでいっぱいになります。レストランもバレンタインデー仕様の飾りをして、少しアメリカみたいな印象です。街のデコレーションは、お正月が終わればバレンタイン、そのひと月後にホワイトデー。目まぐるしく変わっていきますね。

 

フランスでは、日本とはちょっと違います。そもそも、バレンタインデーは一般的に、男性が女性にプレゼントを贈る日です。誰にでもあげるわけじゃありませんよ!自分の恋人や、奥さんだけに渡します。友だちや同僚にプレゼントをあげる人はいません。「義理チョコ」という考え方がないからです。

 

それから、この日のプレゼントで多いのはチョコレートではありません。よく選ばれるプレゼントは、アクセサリー、香水、ランジェリー、レストランでのおいしいディナー、映画に一緒に行く、などです。でも一番の勝者は、お花屋さんでしょうね。この時期に一番人気のプレゼントはやっぱりお花だからです。広告がロマンティックな感じのものが多いのは、カップルを対象にしているから。バレンタインデーは、ブランドにとっては商機なんです。なぜってフランス人の多くにとってバレンタインデーとは、商業的なものだったり(パートナーのいない人からはとても嫌われている日です)、もしくは「何を買おう?」「これってプレゼントには高くないか?」「彼女は気にいるだろうか」などといった疑問につきまとわされるストレスフルな時なのです。

 

そうそう、フランスにはホワイトデーは存在しません。バレンタインデーが、恋人たちの唯一の特別な日です。

 

私のバレンタインデーはというと、日仏混合にしています。私から恋人にプレゼントを贈るけれど、かならずチョコレートというわけではありません。もっと彼が心から喜ぶものを選ぶ方が好きです。彼も私に小さなプレゼントを選んでくれます。私たちにとっては、バレンタインデーは2回目の小さなクリスマスのようなかんじです。それから、ホワイトデーはしません。

 

私もフランス人の友だちの多くも、バレンタインデーのことをそんなに重要視していません。だって、好きな人にプレゼントをあげる特別な日なんて、特に必要ないですから。

(Ioana T)