フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

仕事の日のメイク、週末メイク

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私のことを知っている人は既にお気づきだと思いますが、私がしっかりメイクすることは稀です。普段はほとんどしていません。

 

私にとってメイクとは、自分の顔を引き立てるものです。良いところを強調したり、少し色を加えたり、顔色をよく見せるためのもの。必要があれば、状態のよくないところを隠すこともあります。でも自分の顔を違うふうに演出するメイクはしません。自然な仕上がりにこだわりたいので、だいたい5分もかけずにサッと終わらせます。

 

ヨーロッパには「職場にはふつうメイクをして行くもの」という考え方がありません。するかしないかは完全に個人の自由です。

 

私の場合、仕事場にメイクをしていくことは滅多にありません。理由はいくつかあります。まず第一に生徒さんの学習成果とは無関係だからです。むしろ逆効果になりかねません。教える側としては、生徒さんが見た目よりも本質的なところに注力できる環境が理想です。私のルックスよりもレッスンそのものに集中してほしいのです。また、さっぱり控えめな方がプロフェッショナルな印象を与えると思います。それともう一つ。できれば肌やまつ毛にケミカルなものをつけるのは避けたいと思っています。肌への悪影響を最小限に抑えようとすれば、朝から晩までメイクをするのがいいとは思えないのです。

 

とはいえ、メイクして仕事に行く日もあります。これといって理由はないけどそんな気分だから、という日もあれば、日中に大事なアポがあるとか、仕事の後に予定があるなどの明確な理由がある日もあります。「今日はあまり授業がないから」という時も。理由はその時によって様々です。

 

メイク法ですか?使うものはごく少なめです。仕事のある日ならアイラインとマスカラ、ごく軽めのリップくらいです。これ以上やると、やるべきことに集中できていない、プロ意識に欠けた人という印象を与えかねないので。

 

でも週末の夜、ちょっと素敵なところへ出かける日は別。もっとしっかりメイクします。マスカラは必須、アイラインはいつもよりしっかり入れて、真っ赤な口紅を塗ります。私は髪もまつ毛も黒いので、それとコントラストが効く赤い口紅は大好きです。夏ならちょっとチークを足します。ファンデーションは使いません。ナチュラルに見えないし、肌呼吸を妨げるからです。

 

生徒さんや同僚は、ばっちりお化粧した私には馴染みがないようです。ある土曜日の夕方、最後のレッスンが終わったときのことです。その夜は予定がありました。それで職場を出る前にワンピースに着替え、髪を下ろしてメイクをして真っ赤な口紅をつけました。その様子を見たベルトランは、いつもの私とあまりの違いようにショックを受けているようでした。普段はさっぱりとボーイッシュな恰好なので。そんな彼に私はちょっと笑って言いました。「なに?私が女だったってこと忘れてた?これが土曜の夜のナディアなのよ。」

(Nadia B)