フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

フランスと日本、どっちのストレスのほうがマシ?

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日本は全てきちんとオーガナイズされている国。これは周知の事実です。しかし、ものすごく働かねばなりませんし、そこにプレッシャーを伴う場合もあります。時間外労働、タイトな〆切、重くのしかかる責任。これらはほんの氷山の一角です。企業は会社側の失敗に全く目を向けようとしません。フランスに比べれば国の失業者へのサポートは不十分。彼らの社会復帰を促す策はありますが、それが悪循環を引き起こす場合もあります。ストレスの原因は山ほどあります。

 

しかしだからといって、フランスが日本よりストレスフリーな環境かというと、決してそうではありません!日本が段取りの整った国なら、フランスは混乱だらけの国とも言えます!グダグダの日常を生きる。これも大きなストレスなのです。

 

私の場合、全ては小学校の時に始まりました。この頃抱えていたストレスは相当なものでした。クラスメイトや担任の先生と向き合わなくては。そう考えるだけで毎朝きまって具合が悪くなり、中学に入るまでそれは続きました。日本のきめ細かな段取りは、私にとってはある意味、心穏やかに過ごせる安心材料です。それがこの国で生きようと決めた理由のひとつでもあります。

 

フランスでは高校を卒業したら、進路指導を受ける機会はそれほどありません。私もその年齢のころ、自由すぎる環境と支援制度の欠如に、大きなストレスを感じていました。フランスの大学には基本的に入学試験がありません。学生たちの目の前には、将来につながる、幅広すぎる選択肢が広がっています。しかしその先へ進むための進路指導はほとんど受けられません。そして大学入学まではうまく行っても、大学4年(もしくは3年)の課程で、日本のような就職支援はありません。大学を卒業すれば、そのまま高失業率の労働市場へ放り出されるのです。企業は大学を出たての新入社員にフォーメーションなど滅多にしてくれません。新卒であっても初日から即戦力が求められるのです。

 

こうした日本と全く違う側面に大きなストレスを感じる、私のようなタイプもいます。これが原因で、問題がさらにややこしくなることもあるのです。

 

あなたはどうですか?私のように自由すぎる環境にストレスを感じるタイプですか?それとも制度が整っている反面、自由度が少ない環境に、より大きなストレスを感じるタイプですか?

 

(Rudy D)