フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

ストレス解消法

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この間、遠い親戚が東京に、しかも同じ地域に住んでいることを知りました。びっくりですよね!彼とは面識がなかったのですが、すぐに連絡をとり、近くに住んでいることだし最寄り駅で待ち合わせをすることになりました。

 

その日はいろいろなことが話題にのぼりました。日本のことはもちろん、共通の知り合いについても。その共通の知人のフランス人は、ハンガリーに長い間住み、ハンガリー人の奥さんと暮らしていました。フランスの有名企業に勤めていい職位につく、いわゆる高給取りです。ただ、多くの責任あるポストにつく会社員と同じく、ストレスが溜まっていました。

 

そしてある日彼は、かなり重症の腸の病気だと診断されました。その病気のことは詳しくは知らないのですが、慢性的な病気で、生活習慣や食生活に影響を与えるそうです。激しいストレスが原因で発症することもある病気だと聞きました。オーソドックスな治療を受けたものの、効果は感じられなかったそうです。そこで彼は資料を読み漁り、「体を掃除する」ための方法をいくつか試すことにしました。2週間の断食をし、自分が体験していることを日記形式のブログで公開しました。そしてなんと、彼は治ってしまったのです。従来の医学では説明がつかないことですが、この経験を経て、彼は、体の声を聴くことがいかに大切かということを確信しました。

 

自分の経験を通し、彼の人生と考え方はガラリと変化しました。勤めていた企業を辞め、コンサルタントの会社を立ち上げました。かつての彼のように、病気を治す方法を探している人を対象としていて、このテーマについての講演の開催をメインにしているそうです。そして彼は、食生活、仕事のリズム、体のメンテナンスなど、生活習慣も変えました。

 

私はこの話を聞いてとても驚きました。フランスで彼に会ったときは、そういう印象の人ではなかったものですから。

 

ようやくここで、私のストレスとの付き合い方をお話ししますね。

長年、ストレスを解消するには、スポーツ(ランニング)をしたり、お酒を飲んだり、読書や映画鑑賞をしたり、銭湯に行くのがいいと思っていました。こういったこともいいのですが、まさにこれがストレス解消にいいと思う方法には出会っていませんでした。

 

でも、先ほどお話しした彼の経験を知ってからは、ストレスを対処するには、休息をとり、自分の中を掃除する必要があると思うようになりました。

 

たとえば、勤務時間内には終わらない仕事をすると、家にもひきずって帰って考え事をしてしまう人は多いと思います。もちろんやらないに越したことはないのですが、職場とプライベートをきっちりと分けることはできません。私は、休憩するときには、ホワイトノイズを聞くようにしています。

 

先日、1日だけ食生活を変えてみました。朝、果物と野菜を濃縮したジュースを1日分準備します。その日は他のものは何も口にせず、そのジュースを4,5回に分けて採りました。こうすることで体は直すべき部分に集中できます。逆に、たとえば加工食品や肉を摂取すると、体はデトックスしようと忙しくなり、体を再生する力が弱まってしまいます。

 

誰もがそうだと思いますが、年を重ねるにつれて、何よりも健康が一番尊いことなのだと思うようになりました。

日本に住み始めてから、少し気にかかることがあって医者にかかると、それが軽い症状であっても、ストレスが原因の可能性が高いと言われることがあります。一番嫌なのは、私自身はストレスを感じていないのに、原因はストレスです、と言われることです。自覚症状のないストレスって、何のことでしょうか。

ともかく、自分のいる環境からストレスを完全に消し去ることはできません。職場でもプライベートな空間でも、何かしらの苛立たしいできごとはあるものです。それとも、文明社会から遠く離れた森の中にでも住んでみましょうか。でも、私は便利な東京の方がいいです。

そういうわけで私は、負担にならない程度の生活習慣で、ストレスをためないようにするのがいいと考えています。やりすぎない程度のスポーツに、たっぷりの睡眠、暴飲暴食は避け、休息を取ります。

 

それからメンタル面で最後に大切なこと。何か問題が起こって、それをストレスに感じたときは、「これは大きな事象の中の小さな問題にすぎないんだ。」と思い出すようにしています。言うのは簡単ですが、でもそれを思い出すことで、いつもよい効果を感じています。

あなたはどうですか?特別なストレス解消法はありますか?

(Laurent F)

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