フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

神社の祭り、神輿担ぎ

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2008年に初めて来日したとき以来、日本のまつり、特に神社のお祭りに魅了され、関心を持っていました。フランスには日本ほどお祭りはありません。それに日本の祭りには伝統が生きています。

 

ある時、ベルギー人の友人から神輿を担いでみないかと誘われました。彼は日本に長い間住んでいて、毎年9月に下北沢で行われる祭りの神輿会に所属しています。私は迷わずその誘いに乗りました。

 

祭りの前に浅草へ行きました。衣装を揃えるためです。足袋とダボシャツ、帯と半股引き。全部一番大きいサイズです。そしてYoutubeで半股引きと帯のつけ方を確認しました。初めてだったからです。祭りの当日は、完全初心者の私を神輿会メンバーが皆でサポートし、いろいろ教えてくれました。メンバーの中には外国人もいました。会の人々は、外国人がこれほど祭りに興味を持っていることに驚きつつ、志願して神輿を担ぐ私達に感謝していました。日本人の若い志願者は少ないそうです。

 

朝10時、祭りが始まります。まず気付けに酒を一杯。その後すぐ先輩達が神輿を担ぎ、私達もあとに続きます。神社までのルートを出発。雰囲気は最高。太陽がさんさんと輝き、暑くなってきそうです。

 

身長187㎝と大きい私にとって、神輿は重く、自分にちょうどよいポジションを探すのに苦労しました。肩は痣だらけ、首は摩擦で焼けつくように痛み、背中もひどく傷みました。今はコツと技術を身につけたので、この頃よりは、だいぶ上手く担げるようになりました。大きい人は神輿の後方で担ぐことがポイントです。もうひとつ大事なことは、神輿の重さを決して人に尋ねてはいけない、ということです。これは女性に年齢を聞くくらいのタブーです。ベルギー人の友人は、この質問を神輿会の人にしたそうですが、明確な答えを得られないまま、やんわり元の場所に戻らされたとそうです。18:30に祭りが終わります。このあとは飲み会。たくさん酒を飲み、勇気ある人はふんどし姿になります。私はまだ挑戦したことがないですが(寒がりなので)、一度くらいやってみてもいいかなと思っています。

 

神輿を担いだ経験から、日本の宗教についていろいろ学びました。初めは神輿に神が乗っていることも、1つの神社に複数の神輿があることも知りませんでした。そして何より、祭りには、親切で温かい人々との、いい出会いがありました。

(Damien L)