フランス人が東京で考えた。-働き方・休み方-

フランス語会話学校エコールサンパのスタッフがライフスタイル、日本での生活を通して考えたことを、サンパに(sympa: 好意的に)本音で語ります。

フランスと日本、2つの文化をどう取り入れる?

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フランスと日本、この2つの文化とどうつきあうか。いい質問です。私の性格はもともと、どこか日本的だと思います。礼儀正しさとか、きっちり完璧な仕事とか、そういうものが昔から好きでした。ですから日本とフランスの文化を同時に取り入れるのは、そんなに難しいことではありません。2つの文化がごく自然に自分の中で共存しています。それに日本とフランスは美味しいもの、洗練されたもの、生活をとおして得た智恵を大事にする、など共通点があります。

 生徒さんからは「タタミゼ」(外国人が日本人化すること)と言われます。みんなでピクニックに行ったとき、私が草の上で正座していたからだそうです。でも私はこの言葉が大好きです。日本文化に上手く溶け込んでいる証拠だと解釈しています。

 日本で暮らし始めてから取り入れた文化といえば、お土産。日本に来る前はそんな習慣はありませんでしたが、今ではあげたりもらったりする習慣に完全に馴染んでいます。フランスに帰省する時はいつも、家族や友人へのお土産選びに気を配ります。

 それと日本に来てから、スパゲッティをスプーンとフォークで食べるようになりました。(イタリアみたい!)フランス人はスパゲッティを食べる時、フォークとナイフを使います。今はもうフランスにいる時も、お店の人に必ずスプーンをもらいます。

 一方、フランス式をとおす面もあります。お店で店員さんに「いらっしゃいませ」と声をかけられたら、私は軽くうなずいて返します。妻は「そんなの意味ないと思う」と言って嫌がりますが、私は誰かに話しかけられたらちゃんと返したいのです。それから赤信号は無視して横断歩道を渡ります。フランス的だと思うのですが…。

 2つの文化がごちゃ混ぜになると面倒なときもあります。前にフランスに帰省したときのことです。あちらではもう、スーパーの無料レジ袋は廃止されているのですが、それをすっかり忘れていました。買い物しにスーパーへ行って、レジでお会計の時それに気づきました。有料の袋を買うはめになり、仕方なく生分解性プラスチックの袋を2つカゴに入れ、もう一度レジに並び直しました。

 もうひとつあります。「merci」とお礼を言うとき、つい軽くお辞儀してしまうのです。フランス人はこんなことしません。そんな私を祖父は目を丸くしていました。

 さらにもうひとつ。母国語で話している時も、純日本的にあいづちをうってしまうのです。友達にフランス語語で言われたことに対して、「ねー」と返してしまうことが、時々あります。純日本的な反応です。母国語にこんな表現はないのですが・・・。

 

(Damien L)

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